お金の不安から目を背けていた私が、ようやく一歩を踏み出すまで

変化を決断する

気に入った暮らしを手放せなかった頃のこと

将来のお金のことを考えて、行動を変えた小さなこと。今日はそんなテーマで、少し振り返りながら書いてみたいと思います。

「小さな節約なんて意味がない、大きな見直しをしないと」とどこからか聞こえてきます。それは確かにそうだと思います。でも、その大きな見直しに踏み出せなかった時期が、私には長くありました。ほとんどの人がそうだと思います。

以前住んでいたマンションが、とても気に入っていたんです。ずっとそこに住み続けたいと思っていました。でも、ローンの残高はなかなか減らない。ローンの契約者は夫だったのですが、彼の稼ぎも時代の流れとともに年々減っていました。一番大きかったのはコロナの影響です。客足が遠のいた時期は本当に厳しかった。毎月のローンの負担がこのままだと、いつか立ち行かなくなるだろうということは、頭のどこかではわかっていました。

でも、私たちはそこから目を背けていたんです。

当時は夫との関係がちょっと冷めていた時期でもありました。感情的に、相手のためになることを考える余裕がなかったんですね。ローンをしっかり払ってくれているのに、「旅行にも行けない」「遊びに使うお金がない」と不満ばかり感じていました。今思うと、とんでもないことです。でもあの頃の私は、そういう状態だったんです。

頑張っているのに報われないという思い込み

私自身もコロナ禍で思うような収入にならず、仕事をいくつか掛け持ちして頑張って働いていました。だからこそ「自分はこんなに一生懸命やっているのに、相手は結果を出せていない」と、つい比べてしまっていたんですね。

お互いが苦しい時期だったのに、冷静にそれを受け止めることができなかった。一番良くない状態だったと思います。

ちょうどその頃、「老後に2000万円必要」という話がよく取り上げられていました。掛け持ちで仕事はしていたものの、家で過ごす時間も多く、ふと自分の家計を振り返ってみると、締めるべきところが締められていない。貯金にお金を回すどころか、八方塞がりの状態でした。

実家の親もそうだったんです。お金の管理が上手ではなくて、必要なところを引き締められないまま過ごしてきた。その親と同じことを自分もやっているんだと気づいた時は、なんとも言えない気持ちになりました。

でも、気づいたところで、どうしたらいいのかわからない。何から手をつければいいのかもわからない。このマンションにずっと住み続けたいという、身の丈に合わない気持ちを手放すこともできない。頭の中がぐるぐると回って、動けなくなっていました。

小さなきっかけが、少しずつ私を変えた

そんな時に、あるきっかけに出会いました。お金のことをわかりやすく教えてくれる発信媒体を見つけたんです。今ではとても大きなコミュニティになっていて、ご存じの方も多いかもしれません。具体的な名前はここでは伏せますが、その出会いが私にとっての転機になりました。

50歳を過ぎてから、お金のことを一から学び直すのは、正直に言って恥ずかしさもありました。「もっと若い頃にちゃんとしておけば」と何度も思いました。でも、気づいた時が一番早いタイミングなんだと、今は思えます。

大きな見直しができなければ、小さな節約をいくらしても意味がない。それは正論です。でも、小さな行動を積み重ねることで、大きな見直しに踏み出す勇気が少しずつ育っていくこともあるのだと、身をもって感じています。

あの頃の私のように、お金の不安があるのに何から始めればいいかわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。皆さんは、将来のお金のことを考えて、最初に変えた「小さなこと」って何かありましたか?

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