人生も折り返しを過ぎると、過去の選択を振り返る機会がどうしても増えてきます。「あのとき、こうしていれば……」と思うことは誰にでもあるのではないでしょうか。今日は、私自身のお金にまつわる失敗談を3つ、正直にお話ししたいと思います。決して自慢できるような内容ではありませんが、どうか反面教師にしていただければ嬉しいです。
賃貸か持ち家か——若い頃の大きな決断
上京したての頃、私は毎月20万円ほど貯金ができていました。今思えば、若さゆえの身軽さと、生活にそこまでお金をかけなかった節約生活のおかげだったのだと思います。コツコツ貯めたお金でマンションの頭金を作り、念願の持ち家を手に入れました。当時は「賃貸にお金を払い続けるのはもったいない」という考えが強く、迷わず購入を決めたのです。
けれど、今振り返ってみると、あの頃の貯金の一部を投資に回していたら、また違った未来があったかもしれないと思うことがあります。もちろん、持ち家には持ち家の安心感がありますし、一概にどちらが正解とは言えません。ただ、若い頃の自分にはもう少し広い視野で選択肢を検討する余裕がなかったなと感じるのです。大きなお金の使い道は、一度立ち止まってよく考えることが大切だと、今さらながら痛感しています。
大人の学び直し——専門学校での苦い経験
人生には予期しない転機が訪れるものです。私にもそういうときがありました。本業を離れなければならなくなり、期日の見えないお休みに突入してしまったのです。ただ漫然と過ごすのは嫌で、新しいスキルを身につけようとオンラインの専門学校に入学しました。フリーランスとして再出発するために、しっかり学びたいという気持ちでいっぱいでした。
ところが、ここで大きな勘違いをしていたのです。私は「学校に入れば手取り足取り教えてもらえる」と思い込んでいました。実際には、その学校は自分から積極的に学びに行くスタイルで、座学や基礎はオンライン教材で学べるものの、私が期待していたような一対一の丁寧な指導はありませんでした。事前にカリキュラムの内容や学び方のスタイルをもっとしっかり確認しておくべきだったのです。決して安くない学費を払っただけに、本当にもったいないことをしたと思います。年齢を重ねると、焦りから判断力が鈍くなることがあるのだと、身をもって学びました。
投資と生活防衛資金——暴落が教えてくれたこと
3つ目の失敗は、投資に関するものです。遅ればせながら投資を始めたのですが、始めてまもなく暴落が起きてしまいました。それだけなら「長期で持ち続ければいい」と耐えられたかもしれません。しかし、運の悪いことに、ちょうどそのタイミングで引っ越しをしなければならなくなったのです。
手元に十分な現金がなかった私は、値下がりした株を売却して引っ越し代に充てるしかありませんでした。含み損を確定させる形で、約120万円の損失を出してしまいました。暴落がいつ起きるかは誰にも予測できません。だからこそ、生活防衛のための資金は投資とは別にしっかり確保しておくべきだったのです。お金には計画性が不可欠ですし、自分の性格や生活状況との相性もあるのだと、高い授業料を払って学びました。よく勉強するまでは、大きな金額を動かすべきではなかったと心から反省しています。
こうして振り返ると、どの失敗にも共通しているのは「事前のリサーチと冷静な判断が足りなかった」ということです。焦りや思い込みが、お金の失敗を招いてしまうのだと実感しています。成功体験についてはまた別の機会にお話しできればと思いますが、まずはこの失敗談がどなたかのお役に立てば幸いです。皆さんは、お金に関して「あのとき、こうしておけばよかった」と感じている経験はありますか?

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