最初は役に立たなかった
私は日商簿記2級を持っています。なぜこの資格を取得したかというと、自分のシステムエンジニアの仕事に活かせると思ったからです。しかし、私のキャリアでは実際にはほとんど使う機会がありませんでした。
仕事で使いたかったけど、残念ながら使いどころがなかったわ
思いもよらぬ活かしどころ
ところで、私の夫は個人事業主をやっています。彼は昔、サラリーマンを辞めて個人事業主になるために専門学校に通い、修行を積んだのち自分で事業を始めました。
個人事業主にとって簿記の知識は強い味方です。開業時にはお金の管理や税金に関する知識が必要でした。特に確定申告や減価償却、複式簿記の知識は欠かせません。例えば青色申告の特別控除はとても大きいです。この控除を専門家に頼らず、最大限に得るためには、簿記の知識を身に着ける必要があります。仮に、ぜひ控除できる所得税額と専門家にお願いしたときに支払う金額比べてみてください。どちらが手残りが多くなるかは歴然だと思います。
まさか夫が個人事業主になるなんて思いもしませんでしたが、素直に勉強してくれて助かりました!開業にかかるお金は数十万は節約できたと思います。
これは私が学習するためにかけたお金よりずいぶん安い!
自分で記帳することで身を助ける
夫は開業当時、簿記の知識がほとんどありませんでした。しかし、私が彼に帳簿のつけ方や確定申告の方法をアドバイスしたことで、彼はひとりで事業を運営できるようになりました。
特に効果があったのは開業費です。専門家に頼ることなく自分たちで開業できたことや、減価償却を上手に活用できたことは大きなメリットです。特にコロナの時期にはお客さんが減ってしまったため、償却を大きくして利益を小さくすることで節税することができました。
また、専門家の相場についても触れておきます。知り合いに頼んだ場合でも、確定申告の決算書だけで15万円かかることもあります。しかし、白色申告でもやらないよりはよいですが、せっかくお金をかけるならずいぶんもったいなく感じます。ぜひ青色を目指したいですね!
白色申告でも60点だと思います!青色申告なら80点!
オンライン化で経理業務の生産性を上げる
日々の記帳に関しても、最初は私がまとめて記帳していましたが、徐々に夫自身でできるようになりました。紙のノートに鉛筆でよく使う仕訳を書いて参考にしてもらっています。会計ソフトは開業当初は買い切りのものを使っていましたが、現在はオンラインの会計ソフトを使っています。職場に固定ネット回線を導入し、バックアップの自動化もできました。買い切りのときは自宅でしか入力作業ができませんでしたが、セキュリティをしっかりしたことによって、職場で毎日記帳できるようになり、記帳のために休みの日をつぶすことがなくなりました。
オンラインの波に乗っていますか?よく調べて上手に活用しましょう。
怠ると、高額なコンサル料やサービスに経費は消えてしまいます。
使わなくてすむ経費は節約して、かけるべきところへ手厚く使えるよう工夫しましょう!
そのほうがお客さんも喜ぶし、自分も働きやすいし、手元にお金が残ることでしょう!
個人事業主にとって簿記の知識はとても重要です。開業から日々の業務まで、簿記は役立つ情報を提供してくれます。またの機会に夫の職場のオンライン化についてお話しします。お楽しみに!
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