ご縁と素敵な絵

高齢エンジニアの意外な一面

私にとって特別な出来事がありました。数年前、コロナの影響で仕事を変えなければならない時期がありました。その仕事は体力を使う大変なものでしたが、職場には機械室の管理をしているご老人がいらっしゃいました。いつも明るく挨拶してくださる彼と仲良くなりました。親より年上かもしれません。

ある日、彼が美術大学出身で絵を描かれることを知りました。彼の作品が展覧会に出展されると聞き、応援しに行くことにしました。残念ながら、現地でお会いすることはできませんでしたが、後日、彼と絵の話をする機会を得ました。彼の絵はとても興味深く、独特なものでした。私も自分の感想を伝えると、彼は喜んでくれました。

私のために描いてくれた絵

時間が経ち、元の職場に戻ることになり、その職場はやめることになりました。彼とは短い間でしたが、とても仲良くさせていただいたので、別れを伝える際に感謝の気持ちを伝えました。すると、彼からちょっと渡したいものがあると言われ、機械室へついていくと、大きな箱を渡されました。彼は私のために絵を描いてくれたのです。その絵はきちんと額に納められ、想像以上にしっかりしたもので、感動しました。

絵を描いてくれたこと、そしてその絵が私の気持ちにぴったりと馴染んでいることに驚き、彼にお礼を伝えました。今でもその絵は私の部屋に飾られており、毎日目にするたびに新鮮で飽きることなく、とても気に入っています。

私は彼に特別な恩恵を与えたわけではありませんが、お互いに話しかけたり挨拶を交わしたりすることで、お互いに心に残る関係が築けたのだと思います。新しい人間関係を築くのは難しいことですが、相手がウェルカムな雰囲気を持っていると、素敵な出来事が起こることもあるのだと感動しました。

素敵な出会を心に刻む

ご縁と素敵な絵――この出来事を通じて私は大切なことを学びました。時には他人に興味を持ち、思いやりの気持ちを持って接することが、素敵なご縁を生むのだということを。彼の絵を通じて私は心豊かな時間を過ごすことができています。

素敵な絵をくれた彼に改めて感謝の気持ちを伝えます。そして、この絵を大切にします。

出会いと感動の連鎖。特別なご縁が生まれた素敵な出来事を通じて、私は心に残る体験をしました。相手に興味を持ち、思いやりの気持ちを持って接すれば、素敵な出来事が起こるかもしれません。このエピソードを通じて、私たちも心豊かな時間を過ごすことができるはずです。