自分のご機嫌は、自分で取る——登山が教えてくれたこと
皆さんは、落ち込んだ時にどうやって気持ちを立て直していますか?
私はずっと、これがわからなかったんです。
若い頃は、放っておいても誰かが気にかけてくれました
若い頃って、元気で明るいだけで自然と周りから声をかけてもらえましたよね。少し元気がなくても、誰かが気づいてくれたり、ケアしてもらえたり。
でも、年を重ねるにつれて、そうはいかなくなってきます。周りも忙しいし、自分も「大人なんだから」と感情を出しにくくなる。50歳を過ぎてから特に感じるようになりました。

大人なんだから
自分のことは、自分でケアしていく時代になったんだな、って。
認知能力の衰えを、認めることにしました
正直に言うと、50歳を過ぎてから認知能力の衰えを実感することが増えました。すぐ名前が出てこなかったり、複数のことを同時に処理するのがしんどくなったり。
最初は受け入れられませんでした。「まだできるはず」って思いたかった。

終わりたくない!
でもある時、ふと思ったんです。
「諦めることも、受け入れることのひとつなんじゃないか」

諦めも成長のうち?
抵抗し続けるより、「そういうもんか」と認めてしまった方が、気持ちがずっと楽でした。完璧じゃなくていい。それが今の私のベースになっています。
「自分のご機嫌を取る」って、具体的に何をすればいいの?
よく聞く言葉だけど、長い間、具体的に何をすればいいのかわかりませんでした。
気分が上がることをすればいい——わかってます。でも、落ち込んでいる時に「楽しいことをしよう!」なんて、思えませんよね。
元気な時に楽しいことができるのは当たり前で、問題はしんどい時にどうするか、でした。
気持ちが落ちている時に何かをしても、どうせ気分は上がらない——そう思い込んでいたし、実際そう感じることも多かったです。だから長い間、答えが見つからないままでした。
転機は、仕事で落ち込んでいたある日の登山でした
かなりしんどい時期でした。気力もなかった。それでも、とにかく体を動かしに行こうと、山に向かいました。
登り始めると、頭の中が切り替わりました。
一歩でも前に進まないと遭難してしまう。「次の一歩」だけを考えるしかありません。仕事のこと、悩んでいたこと——全部どこかに飛んでいました。頭の中が「歩くこと」だけでいっぱいになっていました。
そして頂上からの景色を見て、下山した後、気づきました。
「あれ……気分がスカッとしてる」

笑顔が出る!
年を取ってから、運動の効果が劇的になりました
若い頃は、運動後の爽快感をそれほど感じませんでした。もともと体が元気だから、「動いた後」と「普段」の差があまりなかったのかもしれません。
でも今は違います。運動不足の体で山を登り切った後の気分の変化は、劇的でした。
頭が軽くなって、気持ちが前向きになって、「あ、私まだ大丈夫だ」って感じがしました。

前向きになれるってこういうことだ
これは薬でも病院でもなく、自分の体を動かすことで得られる、即効性のある処方箋だと気づきました。時には医療の力を借りることも必要だと思います。でも、自分でできることとして、これは本物だと思っています。
無理はしなくていい。ただ、動いてみる。
ハードな山じゃなくていいです。初心者コースで十分だし、しんどければ途中で引き返してもいい。
大事なのは、体を動かして、いい景色を見て、「ここまで来た自分」をよくやったと思ってあげること。

私だって褒められていいんだ
それが、私なりの「自分のご機嫌取り」の答えのひとつでした。完璧じゃなくていい。ただ、一歩動いてみる。それだけで、気持ちは意外と変わるものだと、今は思っています。
皆さんは、しんどい時にどうやって気持ちを立て直していますか?ぜひコメントで教えてください😊

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